FAの阪神・原口文仁が残留決断「タテジマのユニホームを着てグラウンドを駆け回りたい」虎一筋でプロ16年目へ

2024/12/12 21:35

国内フリーエージェント（FA）権を行使していた阪神・原口文仁内野手（32）が12日、残留を決断した。阪神が同日夜、発表した。

原口は球団を通じて「このたび、来季も阪神タイガースでプレーさせていただくことを決めました。今まで通り、タイガースのため、ファンの皆さまのためにタテジマのユニホームを着てグラウンドを駆け回りたいと思います。今後もよろしくお願いいたします」とコメントした。

今季も主に代打の切り札として、打率・241、2本塁打、9打点という結果を残した。より多くの出場機会を求め11月11日に権利行使の手続きを行い、翌12日には会見で「一番はやっぱり、もっとゲームに出たい、スタメンから勝負したいという気持ちが強かった」と語っていた。ちょうど1カ月にわたって検討を重ねたが、ここできっぱりと区切りをつける。球団やお世話になってきた人たちにも残留する意思を伝え、もう一度阪神のために全力を尽くす道を突き進む。

原口は2010年に帝京高からD6位で入団。たび重なるけがや、19年1月の大腸がん手術なども乗り越え、プロ15年目で初めて国内FA権を取得していた。阪神では同じく国内FA権を行使していた大山悠輔内野手（29）も11月29日に残留を決断。23年に日本一の歓喜を味わったメンバーを大きく欠くことなく、球団創設90周年となる25年シーズンへと突き進む。

■原口文仁（はらぐち・ふみひと）　1992（平成4）年3月3日生まれ、32歳。埼玉県出身。東京・帝京高から2010年ドラフト6位で阪神入団。腰を痛めて13年に育成契約となり、16年4月に支配下登録された。19年1月に大腸がんを発症したことを公表し、手術を受けて6月に1軍復帰。自身2度目の球宴にも出場し、セ・リーグ特別賞に選ばれた。182センチ、95キロ。右投げ右打ち。今季年俸3100万円。背番号「94」

阪神・原口文仁が残留決断「タテジマのユニホームを着てグラウンドを駆け回りたい」11月に国内FA権行使　虎一筋でプロ16年目へ

国内フリーエージェント（FA）権を行使していた阪神・原口文仁内野手（32）が12日、残留することを決断した。阪神が同日夜、発表した。

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